ディセンターメルマガをご覧の皆さま、こんにちは。
前回の「その1」ではビジネスモデルの再構築が重要なことをお話ししました。
今回は、ビジネスモデルを再構築するための具体的な手法についてお話します。
ビジネスモデルを再構築すると言っても、何から考えれば良いのか不安に思うかもしれません。
まずは、現状を知り、それに疑問を持つところから始めましょう。
経営者の方は、現状なんて十分わかっていると思うかもしれません。
しかし、私も経営者の一人ですが、意外と知っているようでいて知らないことが多いのです。
例えば、
⓪自分の会社売上を大ざっぱにでも把握していますか?【数値】
①売れている商品を上位だけでも言えますか?【商品・サービス】
②その大まかな利益率や原価率を言えますか?【課金モデル】
③原価が高かった場合、なぜ今の取引先から仕入れているのか、ということが分かりますか?【調達・生産】
④お客様がどのような人で、どんな気持ちか(満足要因、不満足要因)分かりますか?【顧客・ターゲット】
⑤自分たちの商品が、どこでどんな割合で売られているのか、また、なぜそこで売られているのか分かりますか?【チャネル】
⑥今、どんな販売促進をしていて、どの販売促進が効果的か知っていますか?【販売方法・促進】
⑦どんな資産をいくらくらい持っているか、大ざっぱにでも把握していますか?【有形資産】
⑧どんな人材がいるのか、その人たちの能力や考え方を把握したうえで、適材適所になっていますか?【ヒト】
⑨信用やネットワークなど、目に見えないけど大事な資産を把握していますか?【無形資産】
この10の項目は、経営における最重要観点です。
経営者としては、だいたいでも良いので知っておかなければならない項目ですし、是非、この機会に一つ一つ考えてみてください。
次に、これらを「本当にこれで良いのだろうか?」と疑ってみてください。
経営においては、別段、経営者が意思決定していなくても、
・ずっと続けている
・周りがそうだからそうしている
・何となく
という部分が意外と多いものです。
経営項目全てにおいて、経営者が自ら考えていたら体がもちませんが、①~⑨の項目(⓪は総合的なものなので)は、経営において特に重要な項目なので、経営者自らが把握し、考えなければなりません。
私たちの経営は、間違ってはいません。間違っていたら、今、経営が生きていません。
ですので、今までやっていた経営を否定することはないのです。しかし、一方で、重要点を惰性に任せて進めてきてしまったこともあると思います。
まずは、自分の足元を冷静に見直してみましょう。
次回は、見直したうえで何を考えていくのか?を解説します。
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